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モーターショーごとに事情が異なるコンパニオン

モーターショーごとによるコンパニオンの違いとは?

モーターショーの華ともいえる存在が、コンパニオンの女性。
車の説明をしたり、車のそばでポージングをする、スタイル抜群の美しい女性を目当てにモーターショーを訪れるというカメラマンも少なくない。

実は、コンパニオンと言っても、国やモーターショーによって、傾向や雰囲気などはまったく異なるもの。
いろいろな国のコンパニオンについてみていこう。

アメリカのコンパニオン

アメリカをはじめとして、欧米諸国においては、多様性を重んじられ男女平等についての意識が高いこともあって、モーターショーを訪れても、コンパニオンを配置してるブースはあまり多くない。

アメリカのモーターショーでは、少ないながらコンパニオンがいるブースもまだある。車に興味がある来場者に対して気さくに声をかけてきたり、会話に熱中したり自由な雰囲気なのはアメリカならではと言えるかもしれない。

中国(北京・上海)のコンパニオン

中国のモーターショーは盛況で、通年開催されている。なかでも年々拡大を続け、今では世界的な規模を誇っているのが、北京と上海のモーターショー。

この2つの大都市は中国の中でも「1級都市」というもっとも重要な都市に位置付けられている。
モーターショーの規模が大きくなるにつれて、年々露出が多くなってきたコスチュームの女性と、女性目当ての撮影をする来場者が多すぎたことが問題視されるように。

そのため格式のある1級都市に不向きであるということで、政府によってコンパニオンを置くことが2015年に禁止されてしまった。

2015年以降の北京と上海のモーターショーでは、車両説明員と呼ばれる女性がブースに配置されている。
彼女たちは、応募の際にメーカーの製品に関する知識のテストを受け採用されているとのこと。
コスチュームではなく、ビジネス向けスーツやワンピースを着用している。

中国(1級都市以外)のコンパニオン

中国の3大モーターショーの最後の1つである広州モーターショーは、会場となっている広州市は2級都市という位置付け。
そのため政府からはコンパニオンにおける制限などはなく、各ブースにコスチュームに身を包んだコンパニオンがそろっている。

中国では白人コンパニオンの人気が高いため、各ブースでは白人女性が多く配置されている。
また、男性のコンパニオンも登場しているのも特色だと言える。

タイのコンパニオン

東南アジアのモーターショーの中でも、コンパニオンのレベルが大変高く、注目の理由ともなっているのが、タイの首都バンコクでおこなわれてるバンコクモーターショー。
規模は東京モーターショーの2倍以上ともいわれている。

コンパニオンの数も多いことも人気の理由。
モーターショーのイベントとして、総勢数百人のコンパニオンたちが会場をパレードする、コンパニオンの行進イベントや、ミス・モーターショーの選抜などもおこなわれているのも特徴だと言える。